プレベナー®補助的追加接種のお知らせ

小児用肺炎球菌ワクチンとして用いられているプレベナー®は、平成25(2013)年11月1日から7価ワクチンに代わって13価ワクチンが使用されています。
7価に含まれていない肺炎球菌の血清型(肺炎球菌の種類)による重症の侵襲性感染症が増加したためでした。
約4年前に切り替わってからプレベナー®を接種した方は、全員13価が接種されているはずです。
(非常にまれな誤接種を除きます。)

さて補助的追加接種とは、7価ワクチンの追加までの接種完了者に対して、13価ワクチンを更に1回追加接種することを指します。
この1回の接種をしておくことで7価に含まれていない新たな6つの型に対する免疫もできます。
結果、従来のワクチンよりも予防範囲が拡がることになります。
定期接種として無料で接種可能なのは5歳未満、すなわち4歳までですが、
補助的追加接種として接種可能なのは6歳未満、つまり5歳児までとなります。
但し任意接種ですので、全額自己負担の接種となります。
現在4-5歳のお子様が対象となると思われますが、その対象者もあと1年ほどでいなくなる計算となります。

母子手帳をご確認いただいて、7価のシールしか張っていない6歳未満児はすべて対象となります。
チャンスは残りわずかです。
接種の検討をお願いいたします。

みずぼうそうは予防しておく病気

今回の話題は、6月23日にこれからの予防接種のタイトルで行われた、西区医師会学術講演会から。
この中で今回は水痘、いわゆる水ぼうそうについて取り上げます。
水痘ワクチンは、2014年10月から定期接種となり、1-2歳児に対して2回接種が実施されています。
もうすぐ定期化3周年ということになります。
定期化翌年の2015年から前年までの約半分の患者数となり、流行状況に顕著な変化がみられています。
このように子供の水痘は激減しています。
これから気を付ける対象は、ワクチン未接種の子供たちやその親兄弟、未接種の成人、医療機関や保育施設のスタッフ、妊婦や免疫の落ちた人たち等です。
幼児より学童、学童より成人と、年長になるほど発症リスクも高くなり、かつ重症化するようです。
任意接種とはなりますが、この方々も2回接種をお勧めいたします。
ただし妊娠中は生ワクチンの接種ができませんので、判明した際には周囲の人が予防して感染リスクを減らす必要があります。
最近当院周辺で水痘の小流行が見られます。
発症した子はやはり未接種が多いです。しかし1回接種後はもちろん、2回接種後でも発症したお子さんがあります。
できるだけ早期にまず1回、更に2回目の接種もご検討ください。

日本脳炎予防接種について

現在わが国では日本脳炎ワクチンは2種類が流通しています。

化血研製のエンセバックと阪大微研製のジェービックです。

供給量の低下と需要の増加の両方が相まって、ワクチンの供給が滞っています。

以前にこのブログでも申しあげた通り、契約の関係上名古屋市内用と名古屋市外用で別ルートから購入しなければなりません。

何れも当院でのワクチン確保に支障があったため、日付を指定しての通常の予防接種予約を控えていました。

しかし各自治体にお住まいの方からの問い合わせが途切れることなかったため、

日付指定なしの順番予約の形で対応していました。

今月に入って各製造や販売、あるいは卸売業者の多大なご尽力の結果、

何とか7月ご予約分用のワクチンの確保に目途がつきました。

今後のワクチン供給の状況を見ながらになりますが、

順番予約をされていた方に、当方から日付指定の本予約に関するご連絡を差し上げます。

当院は名古屋市、北名古屋市及び清須市の定期予防接種指定医療機関です。

3市のお子様の定期予防接種を優先するのが筋かと存じます。

少し余裕が出てきましたら近隣の他の自治体にお住まいの方にも対応できるかと期待しています。

海外渡航等任意接種には現状対応しておりませんので、他院にお問い合わせくださるようにお願い申し上げます。

はちみつ

おいしいですよね。
筆者も小学生のころ、レモンのしぼり汁と蜂蜜を混ぜた母お手製のドリンクを、
夏になると毎日のように飲んでいた記憶があります。
プーさんのハニーハントも癒されますね。
しかし乳児に痛ましい事故が起こったことは皆様周知のとおりです。
東京で、蜂蜜の摂取が原因と推定される乳児ボツリヌス症による死亡事例がありました。
離乳食として与えられていたそうです。

この乳児ボツリヌス症は1歳未満の乳児に特有の病気です。
我が国では2008年までの約20年間で数十例の報告があります。
しかし米国では近年でも毎年100例以上報告されています。
ボツリヌス菌の芽胞を摂取すると、腸管内で菌が増殖し、
その際に産生された毒素によって様々な神経症状を引き起こすことがあります。
死亡するまでは稀ですが、便秘に引き続いて、筋力低下、哺乳力低下や鳴き声が小さくなるなどが出現するそうです。
乳児では腸内細菌叢が成人と異なりまだ不安定で、ボツリヌス菌の感染に対する抵抗力が低いためと考えられています。
乳児であるがために抗毒素療法がなされることはなく、対症療法となります。
予防するには、1歳未満の乳児にはボツリヌス菌に汚染されている可能性のある蜂蜜等の食品を、
保護者が食べさせないようにするしかありません。
また成人でもボツリヌス菌による食中毒はあり得ます。ご注意願います。

蜂蜜自体はリスクの高い食品ではありませんが、1歳未満の乳児には与えないようにしましょう。
 

北名古屋市平成29年度予防接種説明会

先月北名古屋市の健康ドームにおきまして、平成29年度の北名古屋市予防接種説明会が執り行われました。
すべてについて触れることはできませんが、特に注意を要する点を以下に載せておきます。

(1) 日本脳炎について
   2期の予診票は5月頃に学校経由で小学4年生に配布予定とのことです。
   ただし4年生は特例対象者の年代であるため、1期の3回に未接種分がある場合、先にその分を接種してから後日2期を接種することとなります。
   特例対象者については現時点では28年5月の当ブログにて悦明しているものと相違ありません。
   該当する方はご確認願います。
   1期追加までの3回接種済みの方は、最終接種からできるだけ数年の間隔をあけて2期の接種をされる様にお勧めいたします。
   ただし13歳未満で2期を接種しないと定期接種とはなりません。ご注意下さい。

(2) 2種混合(DT)について
  予診票は5月頃に学校経由で小学6年生に配布予定とのことです。
  6年生が標準の接種年齢となりますが、中学生であっても13歳未満であれば定期接種として接種可能となります。
  
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