B型肝炎ワクチンが定期接種になります

 厚生労働省は2月、B型肝炎ワクチンを平成28年(2016年)10月から原則無料の定期接種にすることを発表しました。                                                                                                                        
                                                                                                                                 対象者は28年4月以降に生まれる0歳児のみとなっています。 定期接種開始時期に0歳であっても、28年3月以前出生のお子様は残念ながら定期接種の対象からは外れてしまうようです。 原則として生後2、3、7~8か月の3回接種が標準となります。 詳しくは1回目と2回目の間隔が27日以上、1回目から3回目までは140日以上となっています。 定期接種開始以前に任意接種を行った場合、その回数分定期接種を受けたものとみなされます。 以前水痘が定期接種化された時と同様ですね。 接種量は定期接種の場合1回0.25mlです。9才以下のお子様が任意接種される場合も0.25ml、10歳以上では0.5mlとなります。                                                                                                                        

 B型肝炎ワクチンに関しては別のスケジュールもあります。母子感染予防です。 妊婦がB型肝炎ウイルスに感染していた場合、子への感染防止のため生後12時間以内に1回目のワクチン接種をすることになっています。 健康保険の対象となっているため定期の予防接種の対象者からは除かれることとなります。            
                                                                                                                                   B型肝炎ウイルスは従来血液や体液を介して感染するものとされていました。 このためおもな感染経路として母子感染のほか、性行為や針刺し事故、傷口への接触などが考えられていました。 しかしそれ以外に唾液、汗、涙、尿からも感染します。 乳児期からの集団保育の機会が増えており、今後ますます注意が必要です。 成人に比して子供の方がキャリアになりやすいようです。 キャリアとは肝炎を発症していないものの、肝臓にウイルスが住み着いた状態を指します。 キャリアの時は、本人も知らないうちに他人に移してしまうこともあります。 また感染者の一部は急性肝炎や慢性肝炎を発症し、慢性肝炎は肝硬変や肝がんに進行する可能性があります。  
                                                                                                                                   ワクチンは化学及血清療法研究所(化血研)のビームゲンとMSDのヘプタバックスがあります。 化血研のビームゲンは一時出荷自粛対象となっていたため、当院でもワクチンが手に入りにくくなっていましたが、現時点では何れのワクチンも在庫は十分にありますのでご安心ください。
                                                                                                                                   定期接種の恩恵を受ける対象とならないお子様も、任意接種として自費にはなりますが、今後の財産として接種開始をお勧めいたします。 何歳からでも遅くはありません。 また名古屋市のお子様の場合、既に半額助成が開始されています。 詳しくは名古屋市ホームページをご覧ください。http://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000074112.html
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