日本脳炎予防接種について

現在わが国では日本脳炎ワクチンは2種類が流通しています。

化血研製のエンセバックと阪大微研製のジェービックです。

供給量の低下と需要の増加の両方が相まって、ワクチンの供給が滞っています。

以前にこのブログでも申しあげた通り、契約の関係上名古屋市内用と名古屋市外用で別ルートから購入しなければなりません。

何れも当院でのワクチン確保に支障があったため、日付を指定しての通常の予防接種予約を控えていました。

しかし各自治体にお住まいの方からの問い合わせが途切れることなかったため、

日付指定なしの順番予約の形で対応していました。

今月に入って各製造や販売、あるいは卸売業者の多大なご尽力の結果、

何とか7月ご予約分用のワクチンの確保に目途がつきました。

今後のワクチン供給の状況を見ながらになりますが、

順番予約をされていた方に、当方から日付指定の本予約に関するご連絡を差し上げます。

当院は名古屋市、北名古屋市及び清須市の定期予防接種指定医療機関です。

3市のお子様の定期予防接種を優先するのが筋かと存じます。

少し余裕が出てきましたら近隣の他の自治体にお住まいの方にも対応できるかと期待しています。

海外渡航等任意接種には現状対応しておりませんので、他院にお問い合わせくださるようにお願い申し上げます。

はちみつ

おいしいですよね。
筆者も小学生のころ、レモンのしぼり汁と蜂蜜を混ぜた母お手製のドリンクを、
夏になると毎日のように飲んでいた記憶があります。
プーさんのハニーハントも癒されますね。
しかし乳児に痛ましい事故が起こったことは皆様周知のとおりです。
東京で、蜂蜜の摂取が原因と推定される乳児ボツリヌス症による死亡事例がありました。
離乳食として与えられていたそうです。

この乳児ボツリヌス症は1歳未満の乳児に特有の病気です。
我が国では2008年までの約20年間で数十例の報告があります。
しかし米国では近年でも毎年100例以上報告されています。
ボツリヌス菌の芽胞を摂取すると、腸管内で菌が増殖し、
その際に産生された毒素によって様々な神経症状を引き起こすことがあります。
死亡するまでは稀ですが、便秘に引き続いて、筋力低下、哺乳力低下や鳴き声が小さくなるなどが出現するそうです。
乳児では腸内細菌叢が成人と異なりまだ不安定で、ボツリヌス菌の感染に対する抵抗力が低いためと考えられています。
乳児であるがために抗毒素療法がなされることはなく、対症療法となります。
予防するには、1歳未満の乳児にはボツリヌス菌に汚染されている可能性のある蜂蜜等の食品を、
保護者が食べさせないようにするしかありません。
また成人でもボツリヌス菌による食中毒はあり得ます。ご注意願います。

蜂蜜自体はリスクの高い食品ではありませんが、1歳未満の乳児には与えないようにしましょう。
 

北名古屋市平成29年度予防接種説明会

先月北名古屋市の健康ドームにおきまして、平成29年度の北名古屋市予防接種説明会が執り行われました。
すべてについて触れることはできませんが、特に注意を要する点を以下に載せておきます。

(1) 日本脳炎について
   2期の予診票は5月頃に学校経由で小学4年生に配布予定とのことです。
   ただし4年生は特例対象者の年代であるため、1期の3回に未接種分がある場合、先にその分を接種してから後日2期を接種することとなります。
   特例対象者については現時点では28年5月の当ブログにて悦明しているものと相違ありません。
   該当する方はご確認願います。
   1期追加までの3回接種済みの方は、最終接種からできるだけ数年の間隔をあけて2期の接種をされる様にお勧めいたします。
   ただし13歳未満で2期を接種しないと定期接種とはなりません。ご注意下さい。

(2) 2種混合(DT)について
  予診票は5月頃に学校経由で小学6年生に配布予定とのことです。
  6年生が標準の接種年齢となりますが、中学生であっても13歳未満であれば定期接種として接種可能となります。
  

愛知県医師会感染症・予防接種研修会

3月4日に愛知県医師会感染症・予防接種研修会が開催されました。
今回の演題は以下の通りです。
「日本のHIV感染症/エイズ診療の現況」
「予防接種・感染症に関わる最新情報を含んだ情報提供」
「愛知県広域予防接種事業について」
この中から本日は麻疹、はしかについて。
わが国は2015年に世界保健機関により麻疹排除を達成していることを確認されました。
しかしその後も海外旅行や大規模コンサートをきっかけにして、2016年夏に関西や関東で流行が見られました。
近隣では三重県で先月集団感染が発生しました。
世界にはまだ麻疹対策が進んでいない、あるいは再流行している国があります。
麻疹は空気感染します。
ですから同じ空間にいただけで感染する可能性があります。
有効は治療薬はありませんので、感染対策はワクチン接種しかありません。
我が国で麻疹排除状態を維持するためには、高いワクチン接種率を維持する必要があります。
現在1歳児と年長児において、定期の予防接種として麻疹風疹混合のMRワクチン接種が推奨されています。
対象年齢を外れても接種できますが任意となるため有料です。
対象の年齢の方は早期のワクチン接種をお勧めいたします。

㊗卒業・卒園㊗

3月は卒業・卒園の時期ですね 卒業生・卒園児の皆さん、おめでとうございます

あんなに小さかった○○くん・○○ちゃんが、もう卒園かあ~と、
この仕事は一緒にお子さんの成長していく過程を見守ることができるのでうれしくなります。

一つの区切りを迎え、次のステップに進んでいくお子さんたちを私たちは応援しています
そして、大切なお子さんを愛情深く育てていらっしゃる保護者の皆様のお役に立てれば幸いです。

当院では、保育園児~高校生・社会人の幅広い年齢層の子供を持つママスタッフが元気よく働いています
もしかしたら医療スタッフというだけでなく、時には同じ母親目線で何かアドバイスできることがあるかもしれません。
もしお困りのことがあればお気軽にご相談ください。
 
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