エキノコックス

エキノコックスという寄生虫ですが、皆さんお耳にしたことありますか。
有名なのは北海道のキタキツネです。
学生時代の講義で、感染後に肝臓がパンパンになった写真を見せられた記憶があります。
その頃北海道が好きで、夏冬問わず何度も行ったのですが、キタキツネを見かけても触らないように気を付けていました。

愛知県からの発表によると知多半島で捕獲された野犬の糞便から、遺伝子検査にてエキノコックスが検出されたとのことです。
前述のようにこれは人獣共通感染症です。
野山に出かけたらよく手を洗う、野生動物にはむやみに手を触れない、生水は飲まない、山菜や果実等はよく洗う、犬を放し飼いにしない
等一般的な注意事項に留意していただくのが予防方法となります。
(参考:国立感染症研究所ホームページ、愛知県健康福祉部発表資料)
 

麻疹は12~18、インフルエンザは2~3

タイトルの数字は何でしょう。
基本再生産数と呼ばれるもので、全員が感染症に対する免疫を持っていないと仮定して、1人の患者さんが何人の人にうつしてしまうかを表しています。
1以上であれば増えることになり、数字が高ければ高いほど感染力が強いことになります。
ちなみにおたふくかぜは4~7、SARSは4前後と言われています。
麻疹(はしか)の感染力は、他の疾患に比して非常に強いことがわかります。
4月になってから発端者を含め愛知県では10名の麻疹患者さんが報告されています(26日現在)。
現状2回MR(麻疹風疹混合)ワクチン接種歴あり発症した方の報告はありません、また1回接種後に発症している方は20歳代以上です。
しかし沖縄では2回接種歴あるお子さんで発症した方もあるようです。

ご存知の通り特別な治療法はありません。予防するしかありません。
1歳児及び年長児は定期接種ですので、MRワクチン未接種の方は早めに接種しましょう。
またそれ以外の年齢の方も任意接種になりますが、接種をご検討ください。
しかし当院での予防接種枠の残りが少ないため、定期接種の方を最優先、次いで0歳後半や2歳以上で未接種の方への任意接種の順に対応したいと思います。
また既に麻疹単味ワクチンだけでなく、MRワクチンの供給が滞っている地域もあるようです。当地域でも影響を受ける可能性はあります。
別の意味での予防としては、流行地域にむやみと立ち入らないことです。
冠婚葬祭等は致し方ないかもしれませんが、単なる観光の場合であれば延期をご検討ください。

また愛知県では麻疹に関する電話相談窓口が設置されています。5月6日までになりますが、該当する方はご確認ください。
http://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/267130.pdf

北名古屋市平成30年度予防接種説明会

当院は平成30年度も名古屋市、北名古屋市及び清須市の小児定期予防接種指定医療機関となります。
昨日北名古屋市健康ドームでの、平成30年度北名古屋市予防接種説明会に参加してきました。
すべてについて触れることはできませんが、特に注意を要する点を以下に載せておきます。

(1) 日本脳炎について
   2期(小学校高学年)の予診票は5月頃に学校経由で小学4年生に配布予定とのことです。
   ただし4年生は特例対象者の年代であるため、1期の3回に未接種分がある場合、先にその分を接種してから後日2期を接種することとなります。
   特例対象者については現時点では28年5月の当ブログにて悦明しているものと相違ありません。
   該当する方はご確認願います。
   1期追加までの3回接種済みの方は、最終接種からできるだけ数年の間隔をあけて2期の接種をされる様にお勧めいたします。
   ただし13歳未満で2期を接種しないと定期接種として無料にはなりません。ご注意下さい。

(2) 2種混合(DT)について
  予診票は5月頃に学校経由で小学6年生に配布予定とのことです。
  6年生が標準の接種年齢となりますが、中学生であっても13歳未満であれば定期接種として接種可能となります。

五条川の桜並木(愛知県HP)
  
会の内容ではありませんが、新年度4月から北名古屋市と清須市の方を対象にBCGの予防接種を開始いたします。
当院にて0歳の予防接種を行っている方が対象となります。

A型肝炎ウイルスによる食中毒の予防について

いつも皆さんに予防接種をお勧めしているB型肝炎ではありません。
今回はA型肝炎のお話になります。
厚生労働省から上記についての通達がありました。
最近宮崎市においてA型肝炎ウイルスによる食中毒が発生したそうです。
食中毒の調査によると、患者さんが食べた加熱調理用の海外産殻付きアサリからA型肝炎ウイルスが検出されました。
遺伝子検査の結果、患者さんの便から検出されたA型肝炎ウイルスと同一である可能性が高いとの報告がありました。
かねてよりA型肝炎やノロウイルスの食中毒や汚染の調査において二枚貝の関与が指摘されています。
このため改めて加熱加工用の二枚貝の調理時の過熱不足や取扱い等について注意喚起がなされたものです。
対策としては以下のようなものが挙げられています。
1.加熱調理用の二枚貝については、内部にまで食中毒の原因となるA型肝炎ウイルス等が存在する恐れがあるため、中心部まで、十分に加熱する必要がある。
特に冷凍や殻付きの二枚貝については可食部の加熱が不十分となりやすいので留意する必要がある。
2.加熱調理用の二枚貝から、ほかの加熱せずに摂取する食材や調理済み食品への交差汚染を防ぐために、
・加熱調理用の二枚貝を触った後は、よく手を洗う必要がある。
・加熱前後で器具(ボール等)や食器を使い分けるか、又は、その都度、洗浄・殺菌して使用する必要がある。

この他の対策としては、予防接種もあります。任意接種で自費にはなりますが、特に流行国への海外旅行時には勧められています。
厚生労働省によると日本と韓国以外のアジア、アフリカと中南米の全域が中等度以上の流行地域とされています。
何歳でも受けられますが、世界保健機関では1歳以上の方に推奨しています。

(参考)国立感染症研究所ホームページ:A型肝炎とは
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/320-hepatitis-a-intro.html

2018もよろしくお願いします。

気づいたらインフルエンザのピークも過ぎ、寒さの中にも少しずつ暖かさを感じるようになりましたね。

さて、2017は開院5周年を迎える節目の年となりました。それに伴い(?)、院内に仲間入りしたものが二つあります。すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、一つ目は受付前の水槽で仲良く泳ぐ熱帯魚のニモやその仲間たちです。みんなに会いたくて毎日そわそわしています。
もう一つは、開院5周年記念でスタッフから院長に贈った絵画です。院内にはたくさんの絵画が飾られていますが、どれがスタッフからの贈り物の絵画か分かりますか?ヒント①メッセージ付き、ヒント②そのメッセージには私たちスタッフから患者さんの子どもたち、親御さん、ともに働くスタッフへの想いが込められています。もしよければ、診察の待ち時間に探してみてください。正解は・・・

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