今回は薬のお話です。

厚生労働省はコデイン類含有製剤について12歳未満への使用を禁忌とすることを決めました。

コデイン類は咳が激しい時に使う内服薬です。

具体的な商品名としては、フスコデ、カフコデ、セキコデ、サリパラコデイン、オピセゾールコデイン、コデインリン酸塩等になります。

当院ではこれに類する薬剤の処方はありません。

研修医以来の各病院の上司や同僚に、処方している方がありませんでしたので、自然と私もそのようになっています。

 

添付文書上はもともと1歳以上に使用してよいと認可されている薬です。

しかし本年7月に厚労省はコデイン含有製剤を12歳未満には使用しない旨、添付文書の改訂を指示しました。

これは欧米よりも低頻度ですが、国内でも呼吸抑制等の中毒症状が見られることがはっきりしてきたからです。

癌患者以外への処方例のうち全年齢で0.3%に呼吸抑制が疑われる結果となりました。

12歳未満での発症率は明らかではありませんが、この年齢群でも疑われるケースはあったようです。

例えば既に米国では2歳未満、カナダでは12歳未満に禁忌となっています。

我が国では2019年中に12歳未満の小児には使用しない旨が記載される予定となっています。