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子どもの咳と種類
咳は、口から肺につながる気道(空気の通り道)のどこかに外部から侵入したかぜのウイルスやほこり等の異物があるとき、その異物を排除しようとして反射的に起こる人間の自然な防御反応です。しかし、咳の背後には原因となるさまざまな病気が潜んでいます。お子さまの揚合、よくみられるのが、かぜ等の呼吸器感染症、気管支喘息、副鼻腔炎等です。子どもの咳は、体の中に何らかの異常があることを伝えるサインですから、咳が出始めたら、注意深く見守ってあげてください。
●咳の種類
咳にはいろいろな特徴があります。
・乾性咳嗽・・・軽い調子の「コン、コン」という乾いた感じの咳
・湿性咳嗽・・・痰がからんだ「ゴホン、ゴホン」という湿った感じの咳
・犬吠様咳嗽・・・「ケン、ケン」と犬が吠えるように聞こえる咳。呼吸困難につながる重症の病気の症状のことがあります。ひどくなると、入院して治療を受ける必要があります。
咳の続く期間も重要です。3週間未満で落ち着く咳(急性の咳)、 3~8週間続く咳(遷延性の咳)、 8週間以上続く長引く咳(慢性の咳)、として区別しています。
お子さまの咳が続く期間や、咳の様子を知ることは、その背後に潜む病気を見つける重要な手がかりとなります。