●気管支喘息とは
乳幼児は言葉で症状を伝えることが困難なため、泣いたり、ぐずったりと不機嫌になることで喘息発作を訴えることがあります。軽い咳でも、喘息が隠れていることがあります。
気管支喘息は、呼吸が困難になるとともに、「ゼーゼー、ヒューヒュー」と聞こえる、苦しそうな症状を繰り返します。「ゼーゼー、ヒューヒュー」という音は、喘息発作で狭くなった気管支を息が通るときに出る音で、喘鳴(ぜんめい)と呼ばれます。
いつ、どこで、どんなとき、どの程度の喘鳴があったかなど、保護者の方がメモしておくと正確な情報が伝わります。また、小児の気管支喘息はアレルギーの影響も大きく、食べ物が原因になることがあるので食事内容もメモをしておくと良いでしょう。

●喘鳴
喘鳴は、昼間より夜間や明け方に多く起こります。
昼間の症状は夜間や明け方に比べて比較的軽い場合があるので、見逃さないように注意しましょう。

「ヒューヒュー、ゼーゼー」という音は、実は喉で痰が絡まっている音だったり、鼻づまりによる音だったりすることも多く、痰がらみの音、鼻づまりの音は喘息のゼーゼーとは異なり、治療方法が大きく変わります。
ヒューヒュー、ゼーゼーが気管支喘息による音なのか、それとも痰がらみ・鼻づまりによる音なのかをしっかり区別する必要があります。

判断のポイント
・息を吐く時間が吸う時間に比べ長くなっている
・息を吐くときに音がする
・気管支が狭くなっていて、息を吐きづらそうにしている

小児期の喘鳴は、すぐに「喘息」と診断するのは難しく、喘鳴の頻度、アトピー体質の有無、治療に対する反応性など様々なことを考慮し、的確な診断を行う必要があります。まずはかかりつけ医に受診をしましょう。
正しい診断はお子さまの健康を守る第一歩です。