●嘔吐について
乳児の場合は胃の構造が未熟なため、ちょっとした刺激で嘔吐することがありますが、何度も繰り返して嘔吐があり、顔色が悪いようであれば受診が必要です。
嘔吐を伴う病気は様々なものがありますが、一番多いのはウイルス性胃腸炎です。吐く直前や吐いているときは、顔色が悪くなりとても苦しそうに見えるため、一見重い病気のように感じられ、心配になるかと思いますが、吐いたあとに顔色が良くなれば一安心です。一晩で数回の嘔吐ならひどい脱水状態になることはありません。水分を欲しがるなら、吐いた後20~30分ほど過ぎてからイオン飲料やスポーツドリンクなどを飲ませてみてください。

●頭を打ったあとの嘔吐
ベッドから落ちたり、ひっくり返ったり、柱に頭をぶつけたくらいでは頭の中に出血することはほとんどないのが現実です。その後1~2回吐いてもその後すぐに顔色が良くなれば一晩様子を観察しても大丈夫です。頭を打った後24時間以内に、次の症状がひとつでも見られた時は頭の中の出血の疑いが強いです。夜間でも緊急に検査が必要です。救急車を呼ぶか、または脳外科医のいる病院に電話をしてください。

 ・意識がない
 ・つねっても反応が鈍い
 ・けいれんを起こした
 ・手足が思うように動かせない(片方だけでも)

●下痢について
子どもは消化器官が未熟です。体が弱っているときは食事が未消化で出てきてしまい、下痢の原因となります。また、下痢は、体の中に入ったウイルスや細菌を出している体の働きです。原因となるウイルスや細菌を出すまで、下痢が続くこともあります。

受診のポイント
体調は悪くなさそうなのに、下痢をしている場合は、一時的な消化不良が考えられます。
発熱、元気がない、食事を摂りたがらない、下痢に血がまじる、1週間以上下痢が続いている場合は、受診をしましょう。