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百日咳(百日せき)
百日咳(百日せき)とは、息が吸えないくらいひどい咳が続いてしまう病気です。
月齢の低い赤ちゃんが感染すると、十分に呼吸ができなくなってしまうことで、唇が青くなったり(チアノーゼ)、けいれんを起こしたりします。まれに肺炎や脳症など命にかかわる重い症状を引き起こすこともあります。
実は、0歳児(6ヶ月未満)の感染経路で最も多いのは兄・姉からの感染なのです。
この原因は予防接種に関係しています。
0歳児で予防接種を受け、百日咳に対する免疫力がアップしますが徐々に低下していきます。
そのため4,5歳からかかる子どもが増加し、年中・年長児の兄・姉から赤ちゃんに感染してしまうケースが一番多いのです。
■百日咳に罹患した0歳児(6か月未満)125人の主な感染経路
※重複あり。問い合わせから得られた情報を含む。
母親
28人(22%)
父親
24人(19%)
兄・姉
38人(30%)
祖父母
8人(6%)
その他
8人(6%)
不明
42人(34%)
※その他:叔母、保育士、記載なし。
不明:10人は周囲に咳症状の者あり。
赤ちゃんにうつしてしまわないためにも、家族全員の予防が大切ですね。