今回の話題は、西区医師会学術講演会より
水痘、いわゆる「水ぼうそう」についてを取り上げます。

水痘ワクチンは、2014年10月から定期接種となり、1〜2歳児に対して2回接種が実施されています。

もうすぐ定期化3周年ということになります。

定期化翌年の2015年から前年までの約半分の患者数となり、流行状況に顕著な変化がみられています。

このように子どもの水痘は激減しています。

これから気を付ける対象は、ワクチン未接種の子どもたちやその親兄弟、未接種の成人、医療機関や保育施設のスタッフ、妊婦や免疫の落ちた人たち等です。

幼児より学童、学童より成人と、年長になるほど発症リスクも高くなり、かつ重症化するようです。

任意接種とはなりますが、この方々も2回接種をお勧めいたします。

ただし妊娠中は生ワクチンの接種ができませんので、判明した際には周囲の人が予防して感染リスクを減らす必要があります。

最近当院周辺で水痘の小流行が見られます。

発症した子はやはり未接種が多いです。しかし1回接種後はもちろん、2回接種後でも発症したお子さんの例があります。

できるだけ早期にまず1回、更に2回目の接種もご検討ください。

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