お悩み症状から探す
アトピー性皮膚炎とはどんな病気?
アトピー性皮膚炎とは、かゆみのある湿疹が良くなったり、悪くなったりを繰り返す病気です。
ひどくなると、かゆくて眠れないことがあるので、親心としては何とかしてあげたい症状ですよね。
正常な皮膚では、保湿因子によって皮膚バリア機能が保たれています。
ですので、体の外からの刺激やアレルゲン(アレルギーの原因となるもの)などが入ってこないような仕組みになっています。
アトピー性皮膚炎の患者さんの場合は、皮膚バリア機能が低下しているので、体の外からの刺激やアレルゲンなどが簡単に皮膚の中に入ってきてしまいます。
入ってくると炎症が起き、かゆみなどさまざまな症状があらわれます。
皮膚バリア機能は、湿疹がある部分だけではなく、湿疹がない部分でもが低下していますし、かゆみの知覚神経が伸びて全身でかゆみを感じやすくなっていたりもします。
ひどいと生活に支障が出るくらいになってしまうので、改善してあげたいですね。
今は、昔より治療方法や治療薬が進歩してきています。
それぞれの患者さんにあった治療を続けることで、大部分の疾患はコントロールできるようになっています。
10歳以上になると自然と軽くなり、ほとんど治ってしまうこともありますが、乳幼児の時のアトピー性皮膚炎が悪いままだと、成長するにつれて、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎など他のアレルギー症状へとつながってしまうこともあります。
アトピー性皮膚炎でお悩みであれば、お気軽にご相談ください。